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今日は朝一番、ネジの頭がもげました。ドアの内部を点検した後、ユニットを装着しようとネジを締めていたら突然、レンチが軽くなり、ビットの先にはネジの頭だけが・・・。幸いだったのは早回しの段階で折れてくれたこと。プライヤーで回して取り除くことができました。ネジの首の疲労骨折。自作派の方、頭が傾いているネジは使わないように注意しましょう。
今日は「焼肉の日」だとか。美味しい焼肉を食べたいと思いながら、時間をみてロードスターのスピーカーまわりを手直し。DSーSA1ウーファーはこれまで、数えれきないほど脱着を繰り返してきたため、バッフルのネジ穴が荒れて付属のネジの半数ほどが利かなくなり、長いネジやピッチの異なるネジで締め付けていたのが実態。
作業はウーファー用のテンプレートを制作し、これまでのネジ穴から少しずらした位置に下穴をあけ直してユニットを装着。ネジが新しく溝を切りながら進んでいくときの感触は、ぐずぐずになったネジ穴とは大違い。これなら音もよくなるはずとの確信を抱かせるに充分なものでした。
音は大躍進。解像度が上がり明瞭度が向上、音像の立体感やステージの奥行きも増し、音楽のダイナミズムや微細な表情変化がよりリアルに伝わってくるようになりました。といっても、これで元に戻っただけのことですが。同じような状況に置かれているスピーカーが多いのでは・・・・。あなたのクルマ、大丈夫ですか。
今回、同時に行ったユニットまわりのもうひとつの対策については、また後日。
エコR(80D23 )をロードスターに搭載して20日余り。換装直後はどこかぎこちなさがつきまとう音でしたが、日が経つにつれ徐々に解消、安定期に入ったようなのでレポートします。
エコRの音は、一言でいえばナチュラルテイストが最大の持ち味。肩肘張ることなく耳に優しく自然な音を聴かせてくれます。これまで使っていたCAOS が、新品のときから一貫して中高域を中心に鮮明で先鋭的な音を織り交ぜ、モダンで都会的な雰囲気を持っていた音とは対照的に、エコRはやや鄙びた印象を与える音でこれといった決め技は持ち合わせていないものの、多様な音作りにフレキシブルに対応できる懐の深さを感じます。多くのカーオーディオファイルに安心して薦められるバッテリーといえるでしょう。
充電受け入れ性能は、謳い文句どおりきわめて優秀。充電電流を自動制御するバッテリー充電器をつないで試聴後、オーディオをオフにすると、電流メーターの針は少しの間、数アンペアあたりを指し、その後目に見える速度で落ちて行き、ゼロの近くで指針が脈動を開始する。充電電流の減少の仕方のスムーズなこと。この点は、CAOSもまったく同じといっていいくらいに素早くスムーズで、充電制御車を対象にした新鋭バッテリーならではというところでしょう。ただ、試聴開始後の電圧降下はCAOSが頑張って13V近辺で懸命に踏み留まるのに対し、エコRはあっさりバッテリー電圧まで下がってしまいます。このあたりはCAOSが95、エコRが80という性能指数の差を反映しているのかもしれません。
ホーム用スピーカーは3点支持、4点支持、あるいはベタ置きなど、エンクロージュアの設定方法によって大きく音が変わります。ドアをスピーカーエンクロージュアに見立てているカーオーディオの場合は、ドア前側の2個のヒンジとドア後端のロック機構による3点支持と見做すことができそうです。ただクルマはドアまわりにウェザーストリップが存在し、ドアを閉めたときの衝撃を和らげるストッパーが設けられているので、ゴムインシュレーター付きの3点支持といったところでしょうか。
こうしたドアの3点支持構造を変えることは不可能ですが、ドアの閉まりを調整することで音はずいぶん変化します。特に後部のロック機構が重要で、ガタつきがなく気持ちよく閉まるドアは、音もバランスが取れています。ストライカー位置の修正だけなので自分でやろうと思えばできます。最適な調整ができれば閉まりもよくなりオーディオの音も安定して一石二鳥。旧車オーナーは、ぜひお試しを。
注文していたバッテリーが到着。GSユアサ・エコR(ECT-80D23L)。ロードスター用です。これまで使っていたCAOS95D23Lも、既に4〜5年が経過しているにもかかわらず頗る元気で、いまだに新品時とほとんど変わらない瞬間始動。ロードスターのバッテリー搭載位置がトランク内という条件のよさもあるのでしょうが、電気の供給能力にかけてはまったく不安のない超優秀バッテリーという印象です。
それでも交換に踏み切った理由は、音の変化。低域の踏んばりが利かなくなり、中高域が散乱する傾向が出てきたためです。CAOSの対抗馬エコRの音をじっくり確かめてみたいという気持ちも、交換を急いだ要因です。
エコRの音は好印象ですが、早断はできません。バッテリーも他ののコンポーネントと同様に、エージングが必要。音がこなれてきたらレポートします。
近くほど大切の法則は、レイオーディオの木下正三氏が提唱されたもの。コンサートホールのように広大な空間の拡散音場とは対極にある車室内では、スピーカーからの直接音や一次反射音が音のほとんどを占めるため、直接音の質を高めるべくユニット周辺を徹底的に攻めれば全体の質的向上が望めるというものです。
遠く兵庫から本日、御来店のレガシィは、この法則が当てはまる結果に・・・・。本格的で質の高いインストレーションが施されているため、再生音のクォリティが高く音場も豊か。ただ、16cmミッドの上方帯域が騒々しいので何とかしたいという御依頼。そこでユニットを外してみると、ユニット至近のインナーパネル裏にiPhoneぐらいの大きさの吸音材が貼ってあり、これをはがすとともに、アウターバッフルの開口側面の一部に吸音材を貼り込んだところ、上記の問題が一気に解決。イコライザー不要の伸びやかでバランスのよいサウンドを得ることできました。良かれと思って貼られたインナーパネルの吸音材が、かえって悪さをしていたようです。オーナーのTさん、その後のサウンドレポートをお待ちしています。
ブログを始めました。三日坊主にならないよう頑張りますので、お付き合いください。
今日はこんな物を発見。ケーブル端子です。一見、金メッキのようですが、表面のあちこちがめくれて脱落、ネジ穴の部分もゆがんでいます。ところで、この端子は金メッキ!? それとも金色メッキ!? 金メッキかどうかはともかくとして、接触面がこれほど荒れていると、音楽信号はどこをどのように伝わっているのか想像もつきません。信号伝達経路は少しでも接点や介在物を減らしたいのに、このような端子がシステム内に何箇所もあるとしたら、あな恐ろしや・・・。
そこで、ごく普通の端子に交換したところ、音の鮮度、情報量とともに格段に向上。それまで気になっていた癖のある鳴り方が一掃され、音楽の活きいきとした表情が伝わってくるようになりました。ケーブル端子選びにもご注意を!