accordo BLOG
先日、スマートのスピーカー装着を行いました。あのクルマ、面白いですね。車体はとてもしっかり造られているのに、オーディオなんかは適当。いろいろな機能のプライオリティの置き方が独自で小気味良いのです。ダッシュはものの見事に左右非対称。オーナーの間で“魔法の箱”と呼ばれているというエンクロージャーは左右で大きさ(内容積)や形がこれでもかというくらい違うという代物。ユニットの取り付け位置も左右で大幅な違いが•••。正統派オーディオの求道者の目には邪道としか映らないと思われるこのスピーカーシステム、しかし出てくる音は楽しさいっぱい。今回はアルパインの10?pセパレート2ウェイを組み込んだのですが、純正ヘッドで快活に屈託無く鳴るのです。眉に皺を寄せて聴くような肩苦しい雰囲気はかけらも無く、ひたすら楽しく自由な音が次々と出てくるばかり。楽しいクルマなんだから、音も楽しくなければしょうがないだろう、そう言われているような印象。う〜ん、そのとおりです。自由なサウンドを生み出す自由な心の大切さを再認識させられた次第です。楽しいサウンド作り、頑張らなくては。メールはaccordo2528@i.softbank.jpにお願いします。
一昨日は、ドアトリムの制振材剥がしを実施。DS-SA1を装着しているクルマなのですが、このクラスのスピーカーになると、数センチ角の制振材を1枚剥がしただけでも再生音が大きく変化。鳴り方そのものがまるで違うものになります。SA1を装着して約1年、それまで殆ど鳴らしていなかったユニットだったので、ようやくエージングが終わりに近づいてきたのか、これまでとは異なる印象の音を出し始めたので制振を見直したという次第。動きが悪かったユニットに合わせて行った制振が手枷足枷になり始めたということなのでしょう。結局、ドアトリムの制振材はすべて撤去。軽いペラペラの純正トリムに戻りました。音は、それまでよりも格段にスムーズさを増すとともに、エネルギー感が充溢した聴きごたえ存分のサウンドに変貌。軽々と迫真のサウンドを送り出してきます。空間も一気に拡大。予想を遥かに超える成果を得ることができました。ドアパネルだけでなく、トリムも自由に鳴らすように仕向けることの大切さを改めて認識した次第です。しかし、だからと言って制振材をすべて取り去れば即座にいい音になる訳ではないので誤解なきように。適所適量。何事も塩梅が肝要です。メールは引き続きaccordo2528@i.softbank.jpまでお願いします。
永らく放置状態だったこのブログ、またぼちぼち書き進めることにします。よろしかったらお読み下さい。お役に立てれば幸いです。最近、意識して取り組んでいるのがドアの制振材を減らすこと。制振材を貼ると、ドアの鉄板の音に加えて制振材の音が必ず乗ってきます。そのためコテコテに制振材が貼り込んであるクルマでは、どんよりと曇った暗い音になり、生き生きとした音楽再生などどこの世界の話といった音質になってしまいます。これをなんとかしようとイコライザーが掛けてあると最悪。位相グチャグチャの耳にも身体にも悪い 悲惨な音になります。これに対して、必要最小限の適切な制振が行われたドアは、快活かつ開放的、そしてナチュラルな音質で音楽を心地よく魅力的に聴かせてくれます。ドアの制振は不可欠ですが、やりすぎや意味を考えないで行われた制振は無意味、むしろ有害です。また、左右のドアの処理が異なる(制振材のサイズや貼付位置が違う)のも問題。制振は愚直なほど左右差を排除する処理が要求されるものです。大量に貼り込まれた制振材を剥がしていくと、少しずつ音楽の表情が豊かになってくるので、それはそれで楽しいのですが、剥がすのがひと苦労。大変ではあります。音に精彩がないと困っている人は、制振の具合を一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
年末年始は、12月30日〜1月4日までお休みさせて頂きます。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
今年のオートサウンドWebグランプリの結果と、受賞モデルごとの座談会の様子が、ステレオサウンドのサイトで順次、公開されています。ぜひ目を通してみて下さい。カーオーディオのコンポーネント選びにきっと役立つと思いますよ。当店へのメールは引き続きaccordo2528@i.softbank.jpにお願いします。
11月16日(水)〜21日(月)は、試聴取材のためお休みさせて頂きます。メールはaccordo2528@i.softbank.jpまでお願い致します。
ドアに装着されているユニットの背面処理、どうやっていますか? 吸音材、拡散材などで対処するのが一般的ですが、大きなエネルギーを持つ背面波を上手くコントロールするのは大変です。地道な作業の繰り返し。そして、やればやるほど、その作業の困難さを実感させられます。とはいっても、これを乗り越えなければ、いい音は実現不可能。いつまでも背面波によって掻き乱された音を聴くことになります。そして背面波の影響を最も効率よく回避できるのは、いろいろやってみた結果、反射材を組み込んだ場合のように思われます。背面波を上手く反射、拡散させることができると、それまでとは段違いに深々とした音色と自然な音場が出現します。反射材の材質や形状、寸法など丁寧に追い込んで行かなくてはいけませんが、やるだけの価値はあります。ユニット裏の処理にも、ぜひ目を向けて下さい。うまくすれば、現有のシステムが生まれ変わりますよ。メールは引き続きaccordo2528@i.softbank.jpにお願いします。
8日7日~14日をゆる〜い夏期休業期間とさせていただきます。この間は、休む日もあり、休まない日もありといった不定休の集中週間といった感じになると思います。現在のところ、8~9日と12日は休み確定ですが、その他の日は未定です。御来店、御用の際には前もってご連絡をお願いします。メールは引き続き、accordo2528@i.softbank.jpにお願いします。
音決めをする際に、どんな音源を使っていますか? きっと優秀録音のお気に入りディスクという人が多いことでしょう。しかし、それだけでは偏った癖のあるサウンドになりがちです。音に普遍性を持たせるには、いろいろな音源を聴いてみることが大切です。そんなときにお薦めしたいのがモノーラルディスク。LRの音質差のほか、古録音ならではの狭いレンジの中にぎゅっと音を押込めた密度の高い音や、往時の演奏の雰囲気が出せるかどうかといった、音楽を聴くうえで不可欠の要素がチェックできます。1930年代のビリー・ホリデイあたりまでさかのぼってみませんか? ノイズも音楽の一部。いろんな音をしっかり聴いてみて下さい。またFMラジオ、特にNHKのニュースもサウンドチェックに重宝します。人声はオーディオ再生の原点。人の話す声が自然に聞こえなくては、システム失格の烙印を押されても仕方ないでしょう。メールは引き続きaccordo2528@i.softbank.jpにお願いします。
年末年始は12月30日〜1月4日までお休みします。新年は1月5日から営業します。メールは引き続き、accordo2528@i.softbank.jpまでお願いします。